サラダを食べたくなる魔法の言葉

医者に「尿酸値が高い。このままでは痛風になる。野菜を食え」と言われ、あわててサラダばかり食べる生活を始めました。最初はドレッシング選びに新鮮な楽しみを覚えたりしましたが、ひと月ほど経ったある日、いつものように生野菜を口に入れてぐしゃっと噛んだ瞬間、「味気ないなあ、もう、飽きたよ」と感じてしまいました。で、野菜を食べる量がすっかり減ってしまった。サラダの好きな村上さん、世界中に潜伏している尿酸値高めな村上主義者たちのために、サラダを食べたくなる魔法の言葉をお願いします。
(ブルーグレイ、男性、50歳、予備校英語講師)

お気の毒ですが、魔法の言葉はありません。僕は昔からサラダが好きで、学生時代から暇があればサラダを食べていました。肉を食べるよりはサラダを食べるのが好きです。おいしいサラダがあれば幸福です。もともとがそういう体質なんです。僕はだいたいにおいて、レモンとオリーブオイルと塩胡椒だけでサラダを食べます。それで味付けは十分だと思うんですが。

森山加代子さんの「サラダの歌」をお聴きになるといかがでしょう? 「おいしいのよ。じょりじょりじょり。素敵なのよ、おいしいのよ。おまけに栄養満点」という歌詞の楽しい歌です。ご存じですか? この歌を聴くとついサラダが食べたくなります。

村上春樹拝