国内であまり講演会をやらない理由

村上さん、こんにちは。
村上さんの作品のほとんどすべてを読み、特に青春小説の『ノルウェイの森』やエッセイを楽しく拝見しております。
私の故郷、藤沢界隈にもいらしたことがあることを知りました。よく江の島で釣りをしておりましたが、どこかですれ違っていたかもしれないとうれしく思います。
さて、村上さんは京都方面で講演会をされたことがあったと思いますが、同じような企画を実施されるご予定は無いでしょうか?(この手の質問は既に1000通位届いているかもしれませんね)
その時の様子をニュースで見たのですが、マスコミは会場の中に入れず、講演会に参加した人たちにインタビューをしていました。
皆さん一様に感激されていて楽しいひと時を過ごせたと言っておりました。ファンとの交流の一環としてまたぜひそういう機会を作っていただきたいと思います。
また次の作品を楽しみにしております。よろしくお願いいたします。
(江の島のトンビ ピンヨロ、男性、44歳、会社員)

テレビカメラとか報道カメラとかさえ来なければ、そういう催しに出るのはぜんぜんかまわないんですが、あの人たちってほんとにしつこいんです(まあ仕事だからそうしなくちゃしょうがないことはわかるんですが)。入り口で列をつくって待ち受けていたりして。僕が朗読会みたいなことをやらないのは、勝手に写真を撮られたり、画像を映されたりするのが好きじゃないからです。僕はただの小説家であって、ロック・スターとかじゃないんだから。ねえ? 

村上春樹拝