レモンの木に話しかけています

村上さん、初めまして。私は村上さんの小説と同じくらいレモンが大好きで、職業としてレモンを栽培しています。レモン畑は山の中の、ほとんど人通りがない場所にあり、毎日一人で畑を歩きまわってレモンのお世話をしています。山の中に一人でいると怖くない? とよく聞かれますが、慣れてしまえば全く怖くなどないし、レモンの木に囲まれているととても穏やかな気持ちになります。時々とげで意地悪をされることもありますが、レモンの木々はどんな話でも黙って最後まで聞いてくれ、とても気前よく私にレモンを分け与えてくれます。村上さんはレモンがお好きですか? もし、レモンの木と会話できるとしたら、どんなことを聞いてみたいか教えてください。よろしくお願いします。
(purrr、女性、38歳、農業)

僕はレモンが死ぬほど好きです。ほんとに。以前ハワイで住んでいた家の庭に、マイヤーズ・レモンの木が生えていて、日々大きなレモンの実をつけてくれました。それを使ってサラダを食べたり、ウォッカを割ったり、とても幸福な日々を送っていました。レモンってとにかく素晴らしいですよね。会話まではまだしたことがありませんが。

ピーター・ポール&マリーの歌う「レモン・ツリー」も素敵な歌です。いつも合唱しています。

村上春樹拝