小説の孤独はきっと役に立ちます

大好きな村上春樹さん
こんにちは。はじめまして。
いつも新刊や雑誌連載を楽しみにしています。
私は、村上春樹さんの本とソフトバンク・ホークスと猫さんが(彼氏よりも)大好きな22歳です。3つの共通点は、どれも私を元気にしてくれるところです。
私は今、大学で、日本現代文学について勉強しています。
村上さんの小説は、「孤独」な文章だとよく言われています。
でも、今まで私は村上さんの物語に何度も救われました。
(彼氏よりも)笑わせてくれたり、(彼氏よりも)寄り添ってくれたり、でも時には(彼氏以上に)突き放してくれる村上さんの物語が大好きです。
これからも、すてきな物語を書き続けてください。
それから、ヤクルト・スワローズがセ・リーグを制して、日本シリーズでホークスと試合をするのを楽しみにしています!! 
その際は、ぜひ、福岡までお越しください!!
(このメールを打ち終えたら、彼氏と仲直りの電話をしてきます。)
(亜子、女性、22歳、大学院生)

人は孤独という相を一度でもしっかりとくぐり抜けておかないと、誰かと本当に心から結びつくことはできません。若いうちに深い孤独を体験しておくことが大切です。その厳しい季節を通過することによって、自分の中にしっかりと年輪を刻んでください。あとになってそれが役に立ちます。もし僕の書く小説が孤独であると感じられたとしたら、そこにはそのようなメッセージが含まれているからです。僕の小説があなたに手渡したいと思っているのはおそらく、そのような孤独の疑似体験です。あるいは追体験です。

そうですね。日本シリーズで福岡に行けたら素敵ですね。そううまくいくかどうか……。

村上春樹拝