「脳みそちゅうちゅう」の恐ろしい本

こんにちは。春樹さんがお元気そうで、なぜだか勝手にうれしく思っています。
実は、春樹さんに謝りたいことがあります。娘や息子が小さい頃、絵本などを毎晩のように読んでいたのですが、私の好きな『図書館奇譚』が『ふしぎな図書館』という絵本(といってよいのかしら)になった時に、このドキドキは面白いと思って、こどもたちに読んで聞かせました。その時から、こどもたちは、村上春樹は脳みそちゅうちゅうの恐ろしい本を書く人だと思い、大きくなってからも、我が家の本棚の春樹さんコーナーには手を出しません。先日、息子に『ふしぎな図書館』の話をしたところ、「よく覚えているよ。あの、暗い、鼠色のコンクリートの地下の脳みそちゅうちゅうでしょう。ほんとうに怖かった」と答えました。若い読者を2人失わせてしまい勝手に責任を感じています。ごめんなさい。
(くーみんママ、女性、49歳、保育士)

いいですよ。気にしないでください。でもね、子供ってそれくらい脅しておいた方がいいんです。世の中には怖いことがいっぱいあるんだって、知っておくのも良いことです。次は『ねじまき鳥』の皮剥ぎボリスです。もっとどんどん脅かしてやってください。

村上春樹拝