村上作品には「辰」だけいない!?

こんにちは、村上さんのたいていの作品は一読していて今は二~三読目に入っています。今年は未年なのでひさしぶりに『羊をめぐる冒険』を読み始めたのですが、そういえば村上さんの作品には動物を扱ったものが多いですね。動物そのもの(本人?)が登場しない場合なども含めるとかなりの数。そこで干支の動物との関係を調べてみたのですが、どうしても「辰」だけ見つかりませんでした。タツノオトシゴあるいは想像上の生き物であるところの龍、いずれも。もともと小説の素材としては扱いづらいのかもしれませんが、もしかして辰をテーマにした小説を書く準備をされていたりするでしょうか。

子(ねずみ) →鼠男(『羊をめぐる冒険』)
丑(うし) →牛河(『ねじまき鳥クロニクル』『1Q84』など)
寅(とら) →「世界中のジャングルの虎がみんな溶けてバターになってしまうくらい好き」(『ノルウェイの森』よりワタナベの台詞)
卯(うさぎ) →『うさぎおいしーフランス人』
辰(たつ) →??
巳(へび) →蛇の呪い「木野」
午(うま) →『若い読者のための短編小説案内』にて、小島信夫氏の『馬』を解説
未(ひつじ) →羊男(『羊をめぐる冒険』『ダンス・ダンス・ダンス』など)
申(さる) →「品川猿」(『東京奇譚集』)
酉(とり) →『ねじまき鳥クロニクル』
戌(いぬ) →『犬の人生』翻訳
亥(いのしし) →「エチケットに野生のイノシシが描かれたシャルドネ」(『1Q84』)ふかえりと天吾がワインを飲むシーンにて
(縁の下の名もない小人、男性、45歳)

ふうん、よく調べましたね。たいしたものです。賞賛に値します。「村上検定」、きっとパスできますよ。

ドラゴン、ちゃんと使っていますよ。小説を書くときに僕が用いている想像力そのものが、「パフ・ザ・マジック・ドラゴン」です。それで決まりですよね。

村上春樹拝