宮本慎也選手から届いた色紙

村上さんこんにちは。
私の夫(38歳)は、30年来のヤクルトファンです。
私と出会うよりも遥か以前から、夫はヤクルト・スワローズと共にいるのです。

そんな夫が6年前、思わぬ大病を患い入院する事になってしまいました。
大事な仕事も長期間休まねばならず、気落ちする夫のことを思い、私は毎日病院に付き添いましたが、私では足りない何かがあると思いました。
そこで思いついたのが、そう、「ヤクルト・スワローズ」です。
私は宮本慎也さん(私も夫も宮本さんの事が好きなのです)に、失礼で不躾とは思いましたが、白紙の色紙を添えて手紙を書いたのです。
夫のヤクルト愛、病状、そしてもし何か夫への励ましの言葉を頂けたらどれほど夫が喜ぶかと……。
ダメで元々と思って出した手紙でしたが、なんと、宮本さんは夫宛に色紙を書いて送り返してくれたのです。
色紙の裏には私へのねぎらいの言葉まで書いてくださり、私まで本当に嬉しかったです。
夫にその色紙を見せると、案の定大喜びで、本当に元気が湧いたようでした。
今では何とか夫は病気から復帰し、仕事も出来るようになりましたが、あの時から宮本さんに頂いた色紙は我が家の家宝となりました。

村上さんは、ヤクルト・スワローズに助けられた気持ちになったことはありますか? 
(Q子、女性、36歳、主婦)

宮本さんはとても真面目な方みたいです。この前こういうサイトをつくったときも、宮本さんと高校の同級生だったという方からメールをいただいたのですが、高校時代もやはり真面目な人だったということでした。最後の頃はずっと三塁を守っていましたが、僕としてはやはり、岩村三塁、宮本ショート、土橋二塁という内野が記憶に鮮やかに残っています。「慎也のショートは日本一」という応援歌がありましたが、本当にそうだったですね。懐かしいなあ。いつか近い将来、ヤクルトの監督をやってもらいたい人です。

ご主人が元気になられてよかったですね。ヤクルト・スワローズに助けられた気持ちになったこと? 僕の場合はとくにないみたいですね。足を引っ張られたことは何度かあるような気はしますが……というのは冗談です。最初の小説を書こうと決心したのは神宮球場だったし、いろいろとポジティブな縁みたいなものはあります。

村上春樹拝