長編小説のための貯水池

実は、村上さんの作品を今年初めて読みました。『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』と読み、先程1時間前に『羊をめぐる冒険』を読み終えた次第でございます。衝撃を受けました。今年中に全ての村上作品を読み終えるつもりです。
さて、肝心の質問ですが、村上さんは長編小説を3年おきくらいに発表なさっていますよね? 
これにはなにか狙いがあるのですか? 
実際、執筆期間はどれくらいなのでしょうか? 
お返事お待ちしております。
(村上さんに僕のペンネームをつけてもらいたいです。、男性、16歳、高校生)

とくに狙いみたいなものはありません。ただ心の貯水池にじゅうぶん水が貯まるのに、三年くらいはかかるということです。長編小説というのはそんなにしょっちゅう書けるものではありません。じゅうぶんな蓄積がないと、長い物語を最後まで書き切ることはできませんから。生きているうちにあといくつ長編小説が書けるかなあ……というのが僕の考えていることです。あと百五十冊くらいは書けるかなあ? まず無理ですね。

ペンネームというのは大事なものです(きみは何かを書こうとしているんだよね?)。自分でいろいろと考えて、気に入ったものをみつけるのがいちばん良いと思います。

村上春樹拝