関西弁の翻訳

村上さんこんばんは。『フラニーとズーイ』は関西弁で訳すとお話されていたので、正直楽しみにしていました。本を開くその時まで関西弁だと信じていたので、読んだときはその分、落胆しました。冗談だと気付かなかった僕も悪いのですが。

それとも実際に関西弁で訳すとしたら、何か権利的な問題とかあったのでしょうか? 海外作品の翻訳とはまた違うかもしれませんが、橋本治さんも独自の表現で日本の古典の現代語訳されていて、方言で訳すのもありなのかなと勝手に思っていたのですが。
(いのうえゆうき、男性、28歳、福祉関係)

僕は関西弁ヴァージョンもオプションみたいにして出したいなと思ってはいるんだけど、サリンジャー関係は著作権の縛りががちがちに堅いので、現実的には不可能なんです。その欲求不満もあって「イエスタデイ」という短編小説を書きました。あの風呂場のシーンはいちおう『ズーイ』の出だしをパロっているんですが。

村上春樹拝