「ホットケーキみたいに売れる」って??

「キュウリみたいにクール」な村上様
比喩の表現について教えてください。
“It sells like hotcake.”って言い回しがありますよね。私が思い出すのは、スティーブン・セガール主演の「沈黙の戦艦」で、占拠に成功したテロリストが(ドヤ顔で)この言葉を使っていたシーンです。
私は、映画を見る以前から、これは(パンケーキみたいな)ホットケーキのことなのか、それとも(人気があるという意味の)ホットなケーキのことなのか、気になっておりました。どちらなのでしょうか? 
いま、綴りをチェックするためググッてみたのですが、検索まどの入力で、hotとcakeの間にスペースは現れませんでした。
とすると、hotcake一語ということで、前者なのかもと思うんですが、そこでまたさらに疑問が浮かびます。
ホットケーキって、果たしてそんなに売れるものなのでしょうか?? 
ところで、村上さんはホットケーキ、お好きですか? 
(パンケーキはほとんど食べません、男性、47歳)

フライパンで焼く普通のホットケーキのことです。「つくるそばからどんどん売れていく」という感じです。生産が需要に追いつかない。人気沸騰。でも“It sells like pancake.”とは言いませんね。どうしてだろう。それについては僕もつねづね不思議に思っていました。だいたいホットケーキとパンケーキってどう違うんだ? それについては諸説ありますが、僕としてはどれも今ひとつ納得できません。だから僕はごく単純に「パンケーキ・ミックスでつくればパンケーキ、ホットケーキ・ミックスでつくればホットケーキ」と考えています。実際に味も違うみたいです。僕はパンケーキの方が好みですが。

村上春樹拝