図書館も民営化されるんです

某市立図書館で、10年程アルバイトをしています。
公務員削減・民営化の風潮は、図書館も例外ではありません。しかし元々利益云々と無縁の施設を、民営化するメリットが、私にはよくわかりません。
民営化となれば、入札制になり、2、3年で運営会社がコロコロ替わる事もあるようです。図書館には、自館の蔵書をよく知る司書が欠かせないと思うのですが……。
村上さんは、どう思われますか。
(はるるん、女性、55歳、図書館アルバイト)

そうですか。図書館にも民営化の波が押し寄せているんだ。何もかも民営化すればいいというものじゃないですよね。図書館なんかはやはり公共団体が運営するものであってもらいたいです。なにも黒字を出すことを目的として運営されているものじゃないんだから。アメリカでは刑務所も民営化されているところが多く、かなり問題が出てきています。日本ではさすがにまだないみたいだけど、先のことはわからないですよね。

フィリップ・ロスの『さようならコロンバス』は、たしか図書館の司書をしている青年が主人公でしたよね。僕はこの小説がけっこう好きです。

村上春樹拝