走りに出るときに罪悪感は?

こんばんは。10代のころから村上作品を読んでいる44歳、男です。
30代~40代にかけて、昔読んだ村上作品を読み返しています。
夜、寝る前に布団に入って村上さんの上質な物語を読みながら眠りにつくのは、人生の「小確幸」です。というより、至福の一時です。
仕事で嫌なことがあった時でも、村上さんの小説世界に浸ると、リセットされて幸せな気持ちで翌朝を迎えることができます。
(ちなみに一番好きな作品は、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』です。)

さて、そんな私ですが、40歳を前に走り始めました。
しかし、家を出るときに、ちょっとした罪悪感を感じるのです。
嫁から「あんたはいいわよね。自分の時間があって」という無言の圧力を感じるのです(決して言葉に出して言われるわけではありませんが……)。
女遊びをするわけでなく、ギャンブルをするわけでなく、至って健康的な趣味だと思いますが、なぜ、こんなに後ろめたい思いをしなけれならないのでしょうか?

村上さんは、走りに出るとき、そんな奥さんの雰囲気を感じることはありませんか?
もし、あるならば、それをどのように克服されているのでしょうか。お聞かせいただければ幸いです。
(光る7番、男性、44歳、専門職)

こんにちは。いつも僕の本を読んでくださってありがとうございます。走るというのは、言うなれば自分の身体に投資することです。自分の身体に投資するというのは、自分の人生に対して責任を持とうとしていることです。それはきっと奥さんにも返ってくる投資です。自分のためだけの投資ではありません。そのようにお考えになるといいと思います。そして奥さんにもおそらくそのことはわかっていると思いますよ(ときどきイラっとくらいはされるかもしれませんが)。がんばって走り続けてください。

村上春樹拝