子供が可愛くて可愛くて、絶望してしまいそうです

こんにちは。小学生の時に村上さんの本に出会い、読書と共に生きてきました。沢山の喜びを教えていただきました。
作らないと思っていた子どもをひょんなことから産み落としたところ、先天性の遺伝子疾患で不治の病と判明し、途方に暮れているところです。
スマートに生きる、これをモットーに歩いてきたのですが、子どもが可愛くて可愛くて、絶望してしまいそうです。
何か一言、頂きたいと思いメールさせていただきました。どうやって生きていけばいいでしょう。
(ぴの、女性、31歳、専業主婦)

こんにちは。それがどのような病なのか、具体的なことがわからないので、どう言葉をおかけすればいいのか、僕としても迷ってしまいます。ただ漠然とではありますが、あなたがお子さんを救い、お子さんがあなたを救うという、相互関係がそこに生み出されることが大事なのではないかという気がします。愛情というのは(純粋なかたちにおいてはということですが)、やはり与えることによって与えられるものだと思います。お子さんを純粋に愛してあげてください。いろいろと大変でしょうが、それがいちばん大切なことだろうと、僕は思います。

村上春樹拝