コンビニの不思議

私の夫は、家でじっとしているのが苦手なタイプで、全く読書をしません。かつて『世界の終り~』を読ませたところ、上巻読了した時点で終わってしまいました。
そんな夫も、この前「サーフィンの話があるから読んでみれば」と勧めた『海辺のカフカ』を無事完読できて、トリュフォーに触れた星野くんみたいに何か変わったのか、ちょっと村上さんの人となりに興味を持ったようです。
さて、そんな夫からの質問。
村上さんはコンビニのドリップコーヒーを飲みますか? 
「……いや、飲まないでしょ」とすぐさま突っ込みましたが、「最近のコンビニは、そこらのコーヒー専門店と同等のものを、破格の値段で味わえるんだ!」と引きません。
「いや、お店の場合は場所とか雰囲気込みで楽しむ値段でしょ……」
おバカな質問スイマセン。まず、コンビニからして行かないですよねぇ。
(ヤング&ラブリー、女性、36歳、公務員)

コンビニには行きますよ。でもコンビニのコーヒーって飲まないですね。避けているというのではなくて、僕の場合、ただ単にコンビニでコーヒーを買うというシチュエーションがないんです。コーヒーを飲みたければ自分でつくって飲みます。

コンビニについて常々不思議に思っていることがあります。たとえば青山のファミマと西国分寺のファミマで、売っているものの値段ってだいたい同じですよね。でも店舗の賃貸料って青山と西国分寺とではけっこう違うと思うんです。なのにどうして商品の値段が変わらないんだろう? もちろん青山の方が人は多いんだけど、そのぶん競争だって激しいですよね。いつも不思議だなと思います。コンビニについてはいろいろと首をひねらされることがあります。それからきれいな有料トイレを設けたコンビニがどこかにあってもいいんじゃないかと、たまにふと思います。きっと需要はありますよね。

村上春樹拝