缶詰とか接待の毎日でしょうか?

村上さん、こんにちは。
作家さんというと、私の中では「締め切り前、ホテルに缶詰め」と「編集の方からの接待」というイメージがつい浮かびます。
長年作家生活を送ってらっしゃる村上さんは、これらを経験されたことがおありでしょうか? 
(momo、女性、50歳、アルバイト)

缶詰と接待、僕の場合そういうことはほとんどありません。たまに編集者とあらたまって食事をすることはありますが、これは接待というのではなく、本を出したあとの「どうもお疲れ様」みたいなもので、年に一回あるかないかです。他の人のことは知りませんが、僕はたしかにあまりつきあいのいい方ではないと思います。しかし「編集者と銀座のクラブで豪遊」なんていうのはもはや都市伝説になっていると思いますよ。それとも一部ではまだやってるのかな? 文芸界の事情に詳しくないので、そのへんのことはよくわかりません。

村上春樹拝