「ブラいち」と「ブラに」

村上さん、こんにちは。
私はあまりクラシック音楽に詳しい方ではないのですが、ブラームスにはなぜかものすごく心惹かれます。
特にピアノ協奏曲第一番は、自分でもどうかしてると思うほど好きです。
「ピアノ協奏曲」って言ってるのに、序盤でなかなか主役が登場しないところも好きです。
村上さんの小説にも、時々ブラームスが出てきますが、村上さんもピアノ協奏曲第一番はお好きですか?
もしお好きでしたら、ブラームスを弾かせるならこのピアニスト、とか、このオーケストラにはしびれた、とかありましたら、ぜひ教えていただけたらと思います。
このサイトで、また近く村上さんの新刊が出ることを知り、今からわくわくホクホクしてます。どうぞお体お大事に、いつまでも物語をつくり続けてくださいますように。
(京とまと、女性、38歳、OL)

こんにちは。ブラームスのピアノ協奏曲第一番(通称ブラいち)は僕もかなり好きです。この曲については他のところに詳しく書きましたので、そちらを読んでくださいね。僕はどっちかっていうと「ブラに」の方が好きです。リヒテルが日本に来たとき、NHK交響楽団とやった「ブラに」は実に感動的でした。それからアラウが来たとき(たしか)大阪フィルと一緒に「ブラいち」「ブラに」を続けて演奏しました。たしか僕が高校二年生のときだったと思うんだけど、このコンサートも素晴らしかったです。今でも耳に残っています。

村上春樹拝