ジャズ感の薄いミュージシャンについて

ジャズがお好きな、こういうと軽すぎる気もしますが、村上さんに聞きたいのですが最近のジャズはお聞きになりますか? 

今日ロバート・グラスパーや、アヴィシャイ・コーエンなど、ジャズの範囲を拡張するようなアーティストが活躍していて聞いていて本当に楽しいです。

しかしジャズを愛してやまない方の中には、このようなミュージシャンを認めない、もしくは好きになれない方が多くいますし、なんとなく共感できたりもします。

村上さんが彼らのようなジャズ感の薄いミュージシャンを聴くのか、聴くとしたら誰に注目しているか、聴かないとしたら何故なのか。そういうことが知りたいです。
(からあげ、男性、24歳、学生)

僕はジャズというジャンルに関しては、個人的な好き嫌いがいささか強く、どちらかといえばコンサバティブなヴィジョンを持っている人間なので、少なくとも今の時点においては「ジャズの範囲を拡張する」ようなタイプの音楽にはあまり興味を持っておりません。僕としてはそれよりはむしろ、がらっとジャンルを変えて、ロック音楽の方に関心が向かいます。つまりまったくジャズか、まったくジャズじゃないか、みたいな方が気持ち的にすっきりしていいみたいです。すみません。まあ、そのうちにまた好みも変わるかもしれませんが。はっきり言ってそういう演奏はそれほど熱心に聴いていないもので。

村上春樹拝