英語の本を読み始めたころ

はじめまして。小学6年生の女子です。
母が村上さんの本を沢山持っているので、本棚からかりていろいろ読んでいます。
一番好きなのは旅行記で、特に『遠い太鼓』はワクワクするので出かける時には必ず持ち歩いています。ちょっと分厚くて、ブックカバーもボロボロになっちゃったけど。
ところで村上さんは高校生の頃から英語の本を読んでいたそうですね。私も大好きな『トム・ソーヤーの冒険』や『ハックルベリー・フィン』をいつか原文で読みたいなと思っています。勉強としての英語は大好きです。村上さんはどのようにして、英語の本を読み始めたのですか? 辞書片手に、ですか? 
これからもいろいろな世界の話を私たちに聞かせてください。するめクラブも好きです。
(はるな、女性、12歳、小学生)

僕は外国人の多い神戸のあたりで育ったので、古本屋さんにいくと珍しい英語の本がたくさんあり、値段もすごく安かったんです。だから好奇心にかられて、そういうのを買ってきて、かたはしから読んでいきました。高校生のころです。もちろん外国語だから、初めのうちはよく意味がわからなかったんだけど、そのうちになんとか読めるようになっていきました。好奇心というのはとても大事なものです。でも学校の英語の成績はそんなによくなかった。悪くはないんだけど、まあまあ、というところでした。不思議ですね。どうしてかな。

村上春樹拝