「直子」の心がリンクしてしまって

村上さんの本を初めて買ったのは12歳の時で、お年玉で『ノルウェイの森』の赤と緑の単行本を買いました。当時は読んでもほとんど意味が分からなくて、高校生くらいになってやっと読み直して「こんな話だったんだ!」と思いました。そんなわけで、『ノルウェイの森』には個人的な思い入れがあります。

ところで、私はうつ病になって今年で9年目になります。だいぶ快方に向かっていますが、まだ怖くて『ノルウェイの森』を再読できません。
というのも、数年前に再読したところ、直子の心と自分の心がリンクしてしまって、どかんと落ち込んでしまったからです。最後まで読むことが出来ませんでした。

作者として、読者が作品を「読むのを怖がる」というのはやっぱり嫌な気持ちがするものなのでしょうか? もしそうだとしたらすみません、先に謝っておきます。ちなみに他の作品は全然平気です。
(よーこ、女性、38歳、駆け出しのライター)

読むのが怖いという気持ちはよくわかります。うつ病は抜け出すまでに時間がかかる病です。でも必ずよくなります。焦らずにじっくりと取り組んでください。はやく元気になって、あの本を普通に読めるようになるといいですね。陰ながら応援しています。

村上春樹拝