もっとポーランドを知ってほしい

昨年、ポーランド人と結婚しました。夫と知り合うまで、ポーランドといえば旧共産圏の暗いイメージしかなく、たいして興味もなかったのですが、いざ行ってみると、自然も豊かで食べ物もおいしいし、親日家も多くて大好きな国になりました(24時間オープンのコンビニはありませんが、24時間オープンの酒屋はあります。夫いわく「ホームパーティーの途中で酒が切れると大変なことになる」そうです)。
でも日本では、以前の私と同じように、ポーランドと聞いてもピンと来ない人が多いようです。それどころかポーランドってどこ? ドイツ語なの? と言われることも多く、夫もたびたび憤慨しております。私もいちいち説明するのが面倒になってきました。村上さんは、ポーランドに行ったことはありますか? 行ったことがなくても、どんな印象を持っているのか気になって質問しました。
ちなみにポーランドでも村上さんの作品は人気で、夫は『羊をめぐる冒険』が好きとのこと。
(ポーランド人の妻、女性、34歳、ライター)

1960年代、十代の僕はアンジェイ・ワイダの映画にびりびりに痺れていました。ポーランドというと、あの白黒の画面がさっと目に浮かびます。どれも素晴らしい作品だったな。もちろん近年のワイダの作品もよく見ていますが、やはりあの白黒画面の持っていた緊迫感はいくぶん薄らいでいるような気がします。ご主人によろしく。ポーランド、まだ行ったことがありません。国境近くまではよく行くんですが。

村上春樹拝