『遠い太鼓』を片手に旅する

春樹さん、こんにちは。

7年前『遠い太鼓』を片手に夫とギリシャの島々をめぐったのですが、ロードス島をドライブしているときに突然、エプタ・ピゲスに行ってみよう! と思いつき、「リンドスに行く道路を途中で右に曲がった山の中」の言葉だけをたよりに向かいました。途中、春樹さんの道案内を疑いたくなったりもしましたが、辿り着いた時には、全部本当だったんだ~とため息をつきたくなるほど実に不思議で忘れられない場所でした。ウェイターは渓流をひょいひょい渡ってたし、たくさんの孔雀がうろうろしているのを横目にのんびりと美味しいグリルとワインを……と書いていたらなんだかまた行きたくなってしまいました。

その後、カウアイ島に行った時に、本当にたまたま『走ることについて語るときに僕の語ること』を持っていたので、ドルフィンにも通いました。

他にも、たっぷりの自然に囲まれたのびのびと活気溢れるレストランがあったら教えていただけると嬉しいです。
あ、あとできればコードネームも頂けるでしょうか。
(ミュウ、女性、34歳、いまは主婦)

エプタ・ピゲス、懐かしいな。一度行ったらなかなか忘れられない光景ですよね。孔雀、なかなかかわいいです。なんだか別世界に来たみたいで。でもたどり着くまでは「ほんとにこの道でいいのかしらん」と疑っちゃいますよね。よくわかります。僕もまた行きたいなと思います。

村上春樹拝