無駄にでっかいアメ車でマニュアル!

村上さん、はじめまして。村上春樹さんの作品にはじめて出会ったのは、大学生の一般教養の時です。その中で『羊をめぐる冒険』が試験範囲となり、いったいこれは何が言いたいんだよ、どういう世界なんだ!? と泣きながら徹夜で読んで試験にのぞみました(結果はさんざんでした)。その後、なぜか『羊をめぐる~』が嫌いになれず、何度も読むようになってはまってしまい、それ以来、立派な村上主義者となりました。わかりにくい本を書いていただいて、ありがとうございました(たぶん、すんなりわかってしまう内容だったら、二度と読んでいないと思うのです。うん)。

さて、私は今シアトルに住んでいます。そして、以前何かのエッセイで(すみません、何だったか忘れました。)、車はマニュアル車がいい! という感じのことを書かれていたと思うのです。それを、普段読書なんてこれっぽっちもしない主人が、アメリカに来て、たまたまそのエッセイ本を私の本棚から見つけて、なぜかそれだけは全部読んでしまった。そしたら、それまでペーパードライバーだった彼が、そうだな! やっぱりマニュアルだよな! と言いだし、初めて購入を決めた車がアメ車の無駄にでっかいチャレンジャーになってしまいました。しかも、マニュアルで。
村上さん、今でも、やっぱり車はマニュアルがいいですか? 私は時折その無駄にでかい車を運転して、無駄にエンジンをふかしてはうんざりしています。
(茶豆、女性、42歳)

チャレンジャーのマニュアルですか。いいなあ。一度運転させてください。楽しそうだ。ガソリンもぐいぐい食っちゃいそうだし、ちょっとワルの入った車ですよね。女の人でチャレンジャーのマニュアルを乗り回している人って、あまりいないんじゃないかな。二の腕に羊のタトゥーとか入れてませんよね? いや、べつに入れててもいいんですが。お元気でお過ごしください。

村上春樹拝