公務員に対するネガティブなイメージ

村上さんの作品をいつも楽しく拝読しています。
気づけば村上さんの本で本棚が1段埋まってしまいました。

ご相談です。
私は公務員で地元の市役所に勤めています。
この職業をしていると、色々な人たちから色々な事を言われます。
「仕事が楽」とか「安定している」とか、他にもたくさんありますが、基本的に公務員のステレオタイプはネガティブにできています。
しかしこういうイメージを念頭に置いて話をされる人が多く、悪気のないことは分かっていても、少し心がへこみます。
どう対処すればいいでしょうか? 
(こうと、男性、31歳、公務員)

映画「スーパーマン」をご覧になると良いと思います。クラーク・ケントさんは普段はぱっとしない新聞記者で、みんなに軽く見られているけど、いざ何かあれば電話ボックスに飛び込んで、出てくるときにはスーパーマンになっています。彼にとっては普段は「目立たないこと」がすごく大事なんです。目立つと素性がばれてしまうから。あなたもそうお考えになるといいのではないでしょうか。「これは世を忍ぶ仮の姿なんだ。目立たないのがいちばんなんだ」と。そして……最近は電話ボックスがないのが問題ですね。

村上春樹拝