このままだと日本文学はどうなる……

先日は回答ありがとうございました。とても参考になりました。イタリアとかイスラエルとか行ってみようと思います。
暫く皆様からの回答を拝見させていただきますと、あまり村上さんは日本の、割と最近の小説って読まれないような気がするのですが、それは現代日本文学に何らかの不満があるからなのでしょうか? それともただ単に面倒なだけなのでしょうか? 
最近はインターネットの普及で誰でも作品を気軽に発表し、またそこからプロが発掘される良い時代になりました。ですが、作品が溢れる中、埋もれないように皆売れる物語ばかり書いているような気もします。早い話が、村上さんみたいな美しい文体で勝負する小説家が他にいなくなったということです(決して村上さんの物語が劣っているということではありません)。
僕の友人に若者向け小説、所謂ライトノベルと呼ばれる類のものの専門家がいて、たまに借りて読んだりするのですが、やはりどれも文章が平凡で、民衆の求める要素を詰め込んだだけのものばかりでした。このままだと日本文学はどうなるのだろうとつくづく思います。もう明治後期の劇的な文体は見られないのだろうかと思うと悲しくなります。
(オノ(ry、男性、17歳、高校生兼音ゲーマー)

最近の日本の若い作家の作品もちょくちょく読んでいますよ。ただ僕はあまりそういうことを語るのが好きではないので、語らないだけです。結果的にエール交換みたいになるのがいやなので。派閥とかグループわけとかも好みませんし。外国の作家だとそういうことがないので、わりにラクに感想を言えるんだけど。そのへんの事情をどうかご理解ください。

ご心配もわかりますが、文学なんてほうっておけばなんとかなっていくものです。気を遣ってやる必要もありません。這い上がってこられないのなら、沈ませておけばいいんです。僕はそう思っていますが。

村上春樹拝