人生に必要なことは全てインドで学んだ

こんにちは。ここでこんな風にメールを書けるなんて本当に夢のような気持ちです。ありがとうございます! 

私はインドが大好きです。18歳でインドの言葉を学び始めて以来、最低1年に1度は数週間から数ヶ月訪問する生活を続けてきました。
すべて旅行者という立場での生活でしたが、思い返してみると、30歳となった今に至るまでの人生で必要だった教訓はインドで学んできたという気がしています。それは一言で言えば「素直であること」です。
(しかし更に考えてみると、かの国だから学べたんだというよりは、たった一人で四苦八苦しながら旅行していたこと自体が重要な経験だったのかなという気もしていますが……)

教訓以外で学んだことといえば、用の足し方とご飯の食べ方です。左手がトイレ、右手がご飯その他という素手文化はとても快適で、流しに石鹸と清潔な水がちゃんとある日本でこそ生きるような気がしていますが、どうでしょうか。
私は自宅でも左手でお尻を洗って(ちゃんとすすいで)から右手の指で納豆を混ぜたりしています。

ところで村上作品に登場するインドといえば、ギロギロとした目で大きな荷物を背負ってインドを売りつけに来る「インド屋さん」は強烈かつ最高でした! 
(あんばる、女性、30歳、バイト主婦)

管理人註)「インド屋さん」は、『夜のくもざる』(新潮文庫)所収の超短編小説です。

そうですか。あなたの人生にとって必要なことはみんなインドから学んできたんだ。素敵ですね。人生において、何かひとつそういうものを持てるって、すごく大事なことですよね。本当にそう思います。僕自身はまだなぜかインドに行ったことがないんです。一度行きたいと思っています。

僕も「インド屋さん」はずいぶん楽しんで書きました。僕は誰かをモデルにして文章を書くことってまずないんですが、あの話に関しては、ある人をしっかり念頭に置いて書きました。たぶん誰だかはわからないと思いますが。僕自身はインド料理が好きで、定期的に食べに行きます。最近は東京にも本格的なインド料理屋さんがたくさんできて、僕としてはすごく嬉しいです。

村上春樹拝