登場人物の名前のつけ方は?

村上さん、こんばんは。

村上さんの小説の登場人物の名前について質問があります。
最近の村上さんの小説にはかなり変わった名前の人が出てきますよね。『1Q84』の青豆あたりから「おや?」と思ったのですが、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を経て『女のいない男たち』では一度聞くと忘れられない名前の登場人物が出てきます。これには何か方針のようなものがあるのでしょうか。
(砂漠のスケトウダラ、男性、28歳、営業職)

とくに方針はありませんが、いつも平凡な名前をつけていると飽きるので、ときどき「えいや!」という感じで、ちょっと「外した」名前をつけます。その方が読んでいる人も覚えやすいし、僕も書いていて楽しいし。でもどんな変わった名前をつけても、ちゃんとそういう名前って世の中に実際に存在するんですよね。不思議です。

一時は山手線の駅名を名前にすることにしていました。五反田くんとか、大崎くんとか、大塚くんとか、大久保くんとか。さすがに鶯谷くんというのはいませんでしたが。

村上春樹拝