村上作品で卒論を書きました

こんばんは。
大学の卒論のことです。
15年くらい前ですね。
私は日本文学専攻で、卒論は村上さんの『スプートニクの恋人』と翻訳された『心臓を貫かれて』について書きました。
卒論の面談で、ある教授が「これを村上さんに送るといいよ」と唐突に仰いました。「そしたら、手紙をくれますよ。もしかしたら、葉書かも」と。
ゼミの担当の先生と私はビックリして苦笑いで、いやぁと言うしかなかったんですが、もし送っていたらお手紙下さいましたか? 
と聞こうと思ったのですが、ありえません! と言われても、ですよね。で終わってしまうし、送ったかもと言われても、今後いろんな人から卒論がドンドコ送られてくるかもしれず、それは迷惑だし。そうじゃなくても、送られてきてそうですね。
ということで、ちょっと話したい事として送ってみました。
ついでに、卒論は私にしては良い評価を貰えましたが、段落の付け方がマズかったようで点数を引かれており、爪が甘い私らしい卒論でした。卒論を書くのは思っていたより楽しかったです。
(美猫集合場所、女性、36歳)

卒論に取り上げていただいて、ありがとうございました。楽しく書けて、またうまく行ってなによりでした。ただ「爪が甘い」じゃなくて「詰めが甘い」ですよね。詰めの甘い性格はまだあまりなおっていないみたいですね(笑)。

僕が学生の頃の文学部では「生きている作家の卒論なんか書くな」みたいなことを言われたものです。亡くなった作家のものしか取り上げてはいけないという暗黙のルールのようなものがありました。たぶん教授の方が、現役の作家の本なんてほとんど読んだことがなくて、採点するのが面倒だったからじゃないかと思うんですが。僕の行ったのは文学部の中でも、「映画演劇科」というかなりやくざなところで、ほとんど何でもありの状態でしたが。僕は一週間ほどで卒論を適当にでっちあげて、それで最高点をとって、教授に「君は物書きになった方がいい」と言われました。昔から適当なことをすらすら書くのが得意だったみたいです。

村上春樹拝