ポール派とジョン派の論争夫妻

僕と妻は仲がいいのですが、The Beatlesの話になると僕はPaul派、妻がJohn派という事でいつもディスカッションになります(決して口論ではありません。あくまでもディスカッションです……)。このディスカッションを円満に終わらせる「魔法の言葉」がもしあれば教えて下さい。
(隙あらばジャズ男ことよしと、男性、36歳、事務長)

ジョンとポールというのは、二人一緒になったときに、とくべつなケミストリーみたいなものが生じるのであって、どっちが良い悪い、どっちが偉い偉くないという問題ではないような気がします。あれだけ希有な才能を持った二人が、リヴァプールあたりでばったり出会ったということ自体が、僕にはまさに奇跡のように思えます。それぞれがそれぞれを助け合い、インスパイアしているわけで、「ジョン派」とか「ポール派」とかいうのはそもそもあまり意味がないと思うのですが。ビートルズが解散したあとのジョンの音楽やポールの音楽を聴いていると、もちろん素晴らしいものも多いんだけど、ビートルズ時代のあの独特の緊迫感みたいなものは、やはり消えちゃっていますよね。少なくとも僕はそう感じます。

ディスカッション、なさっていればいいんじゃないですか。ヤクルト・ファンの妻、ジャイアンツ・ファンの夫、みたいな家庭よりはずっと平和そうです。ピース。

村上春樹拝