行列のできる新刊発売にひと言

こんにちは。今日はこれから『百円の恋』という映画を神戸に観に行くのでその前に取り急ぎ質問を。
先日「ノーベル文学賞のあれこれは少し迷惑だ」というような回答をされていましたが、それと同様にここ何年か春樹さんの新刊が出るたびにものすごいお祭り騒ぎになっていることについて、どうお考えですか? 
もちろんたくさんの人が楽しみにしているのは分かるんですけど、春樹さんの本はゲーム機やiPhoneではないのにな、と毎回なんとなく悔しくなるのです。
なんか最近の日本はなんでも大げさですよね。
では。
(ヒーロー、女性、40歳、無職)

表参道を歩いていると、いつも何らかの列ができています。何の列なのかよくわかりませんが、日本人って列を作るのが好きみたいですね。僕は苦手なので、よほどのことがなければ、列に並ぶってことがありません。

ロンドンでも僕の新刊の発売時にカウントダウンとパーティーをやりまして、要するに日本の真似なんですが、それがなんか僕以外の本でもちょっとした現象みたいになっているらしく、カズオ・イシグロに「ハルキのせいで、変なことが流行りだして困るよ」とぶつぶつ言われました。たしかに困るかもしか。

村上春樹拝