村上さんの本を持ち歩いています

村上さんのファンです。

いつか村上さんにお会いすることが出来た時の為に、瞬時にサインを頂けるよう『ノルウェイの森』の初版本とサインペンを毎日鞄に忍ばせているのですが、未だにその機会には恵まれておりません。

毎日持ち歩いていると、大切な本はだいぶボロボロになってきてしまいましたし、とにかく重いし嵩張ります。ペンもたまにチェックしてみると、乾いて書けなくなっていることがあり、買い替えなくてはいけないことがあります。正直めげてしまいそうです。

そこでご相談なのですが、そんな僕が今後本を持ち歩かなくても大丈夫なように、この場を借りてサインに代わる、なにか印と言いますか、サインの代わりになるようなものを頂くことは出来ないでしょうか。ぜひ、お願い致します。
(いわし枕、男性、32歳、販売員)

僕が常々抱いている疑問のひとつに、僕にたまたま道なんかで会ってサインを求める人が、かなりの確率で僕の本を持ち歩いていることがあります。「え、なんで僕の本を今ここに持っているわけ?」と訊くことがよくあります。そうか、あなたみたいな人もいるんですね。万にひとつのチャンスを求めていつも鞄に入れている。すごいですね。でもそのわりにそういう人の多くは、ペンを持っていないんです。それでいつもすごくばたばたと混乱があります。それもなんだか不思議だな。世の中にはいろんな謎があります。

村上春樹拝