「讃岐うどん紀行」異聞

こんばんは。今日はふと思いついて夫と讃岐うどんを食べに行きました。夫は何度も行っていますが私は初めてです。
村上さんの『辺境・近境』を本棚から出し、「讃岐・超ディープうどん紀行」を車の中で朗読して夫に聞いてもらいながら行きました(夫は村上さんの本を読むことがありません)。
村上さんも行かれた山下うどんに行きました。夫はぶっかけうどんの大、私はかけうどんの小を食べました。値段はそれぞれ330円と230円、れんこんの天ぷらは90円でした。街道沿いに大きな看板が出ていて広い駐車場がありました(ガイドブックによると50台分)。村上さんが25年前に行かれた時とはすっかり様変りしたようですが、おいしくいただきました。
今やどの旅行ガイドにもうどんマップが載っていますが、村上さんがその火つけ役だったのですよね。
(どんぐり730、女性、55歳、教員)

おめでとうございます。あなたのが9000通目のメールです。記念にコードネームを差し上げます。あなたのコードネームは「ふらふら椰子の木」です。この名前を背負って、これからの人生を生きてください。

僕はあの記事をたしか「ハイファッション」というおしゃれな雑誌のために書きました。もともとの依頼は「コムデギャルソンのショーの取材をしてくれ」というものだったんですが、編集の女の子が香川県出身だったので、あれこれ話をしているうちに「じゃあ、ファッションショーなんてやめて、香川県にうどんを食べに行こうよ」ということになりました。すごい転換ですね(川久保さん、すみません)。で、「なんでうちでうどん特集なんかするんですか」という「ハイファッション」編集部のもっともな疑問をはねつけて、僕と水丸さんとその子の三人で香川県をまわって、うどんをずるずると食べまくりました。当時は讃岐うどんはまったくブームではなく、中村うどんも田んぼのなかにぽつんとあるだけでした。ほとんど誰も知らないうどん屋でした。でもさすがにあれだけうどんを食べると、しばらくはうどんを見るのもいやになりました。

村上春樹拝