比喩は不信から生まれるのですか?

情景や心情を表現するために、あなたはこれでもかというくらい比喩を多用しますが、それは読者の読解力を信じてないからですか? 
(peanutspie、男性、56歳、エンジニア)

読者の読解力を信じていないから比喩を多用するということはありません。むしろお互いの読解力をたたえ合いたくて、僕は比喩を書いています。比喩というのは言うなればパッケージです。ただモノを渡すだけではなく、モノの詰まったパッケージを渡すのです。ただの意味を共有するのではなく、総合的な、複合的なイメージを共有するのです。これは書く方にとっても、(たぶん)読む方にとっても、素晴らしい達成だろうと僕は考えています。もちろんそう考えない方もいるだろうとは思いますが。

村上春樹拝