我慢のひと、若松監督

こんにちは。『海辺のカフカ』を拝読し、質問メールをお送りしたのは、僕が転職活動をしていた頃でした。もう13年も前なんですね。転職後の会社でおもしろおかしく(もないですが)働いています。
僕もスワローズファンです。春樹さんが青木やバレンティンの人形を持っていて嬉しく思いました。
池山の守備はすごかったなー、とかペタジーニは勝負強かったなー、とか土橋は簡単にアウトにならなかったなー、とか昔のヤクルトを懐かしく思うこともありますが、昔は昔、今は今なんですかね。春樹さんは最近のスワローズをどう思われますか? 
(ドボッキー、男性、38歳、地方公務員)

昔も今もスワローズはスワローズです。関係なく神宮に行って応援しています。弱いからこそ応援する、これが本当のファンです。

僕が懐かしく思い出すのは、来日した頃のラミレス。鳴り物入りで入ってきたんだけど、外角のスライダーに手を出して、三振の山を築いていました。とにかく外角にスライダーを落としておけば三振するんだから、相手のピッチャーにとってはカモみたいなものだった。で、ラミレスが出てくると、ああ、また三振かよ、みたいに僕らも思っていました。でも若松監督がほとんどつきっきりで指導して、そのシーズンの後半には、なんとかスライダーを見逃せるようになりました。そうしたら、がんがん打ち始めたんですよね。よかった。若松さんってほんとに我慢強い人だなと感心しました。どれだけ三振しても、どれだけ野次られても、辛抱して彼を使い続けた。今となっては懐かしい思い出です。ラミレスは明るくて楽しい選手だったですね。

村上春樹拝