鋭い書評に舌を巻いた経験は?

自著の書評をご覧になった内、これは正鵠を得た内容だ、或いは、ご自身でさえも気付いていないことまで言及するほどの眼光紙背に徹した明察だと舌を巻いたというエピソードがあれば教えて下さい。
(inmymemory、男性、35歳、会社員)

僕は作家になって最初のうち、何か学べることがあるかなあと思って、書評・批評もそれなりに読んでいたのですが、あるときからまったく読まなくなりました。そんなわけで「これは正鵠を得た内容だ!」と思える内容のものも、あるいはどこかにあったのかもしれませんが、いかんせん読んでおりません。批評家には作家の書いたものを読む責任があるが(少なくともそれを批評しようと思ったとき)、作家には批評家の書いたものを読む義理はまったくない、というのが作家の持つ利点です。このアドバンテージを見逃す手はありません。

村上春樹拝