大学もまた、ややこしい組織です

はじめましてこんにちは。25歳で『1Q84』に出会って以来、いつも楽しく村上さんの本を読ませていただいています。殆どの作品を拝読し、その殆どを数回読み返しています。私は大学教員という職を選んで二年目です。大学という組織は不正義に満ちているとは言わないまでも、とてもくだらないことで頭を悩ませることが多いです(もう少し真理の探求に心血を注げるものと思っていました)。あるいはあらゆる組織というのはそのようなものかもしれませんが。いずれにせよ時々とても腹立たしくなることがあります。村上さんは腹が立った時どのようにして気分を紛らわせますか? 走ったり音楽を聴いたりすると良いのでしょうか? 何か他に良い方法があれば教えて下さい。次回作も楽しみにしております。
(nattodance、男子、30歳、大学教員)

僕もいくつかの大学にファカルティー(教職員)という資格で所属していましたが、なかなか大変なところですよね。仲の良い友だちもできましたが、面倒なことも少なからずありました。組織というのはややこしいものです。大学は知的な場だと思われているけれど、人間的な泥臭さについては、他の職場とあまり変わりありません。

ええと、あなたの質問ですね。腹が立った時どのようにして気分を紛らわせるか? 「腹が立ったら自分にあたれ、悔しかったら自分を磨け」というのが村上家代々の家訓です。というのは嘘で、僕が適当に言ったことです。

村上春樹拝