「東京のメッツ」であり続けるために

時間があれば神宮球場でスワローズを応援している者です。

昔から神宮球場はビジターファンの方が多いと言われ、実際に巨人戦、阪神戦、最近では広島戦でも相手チームのファンに圧倒されるような試合が多くあります。
ここは甲子園か? ズムスタか? と。スワローズのファンとしては決して心地よいものでは無いと思います。プレーをする選手も同様だと思います。
村上さんも球団の公式サイトに掲載されたメッセージで、このような状態を憂いているのを拝見しました。

このような状態になったのは色々な要因があり、球団も分析し対策を立てているのでしょうが、なかなか改善されません。

村上さんは神宮球場をスワローズファンで一杯にするには、どうすれば良いと、お考えでしょうか。
球団がやるべきことも沢山あるのでしょうが、ファンも何か出来ないものかと思います。

勝負事なので勝った負けたはありますが、せめて神宮球場へ行ったら沢山のスワローズファンと楽しく観戦、応援できるようになれば良いなと思います。
(SINZY、男性、44歳)

ほかのところでも書いたんですが、今の段階でこの状況を逆転させるには、チームが東京を離れるしかないと僕は思っています。東京は関西出身者、広島出身者、名古屋出身者が多く、そういう人たちが熱い気持ちで故郷地元チームの応援に押しかけます。ジャイアンツはもともとファンの数が多いし、横浜だって距離が近いから、電車に乗ってファンがたくさんやってきます。その中でヤクルトだけが「地域ナショナリズム」の地盤を欠いているような状況です。青山あたりを地元とする人なんて、ほとんど野球を見に行きませんものね。まあ、強くなれば「にわかファン」は一時的に増えますが、そういうファンは弱くなるとさっと引いていきます。だから長期的に見れば、日ハムや楽天みたいに地方に移って、地元のファンとともに盛り上がっていく、という方法しかないのではないかと。

でももしそんなことになったら、僕の立場はありません。やはりスワローズにはずっと神宮にいてもらいたい。ニューヨークにホームチームが二つあるように、ヤクルトは「東京のメッツ」としてがんばってもらいたいものです。何か良い手はないですかねえ。神宮ハイボールを増量する? それくらいじゃなあ……。

村上春樹拝