村上からの業務連絡

短く業務連絡みたいなことをします。

この前、レッチリの「ラブ・ローラーコースター」をカバーしているバンドの話をしたと思います。やっとそのCDがみつかったので、いちおう情報を書いておきますね。Robert Randolph & the Family Band: Lickety Split (Blue Note)です。この「ラブ・ローラーコースター」もなかなかかっこいいですよ。

柴田元幸さんが編集発行している雑誌「MONKEY」の新しい号(Vol.5 2月10日発売)に、僕のけっこう長い「私的講演」が載っています。連載の五回目で、今回は「僕が小説家になったころ」というテーマです。もしよかったら読んでみてください。

四月には中央公論新社からノルウェイの作家ダーグ・ソールスターの『NOVEL 11, BOOK 18』の翻訳が出版される予定です。この小説、面白いですよ。前衛なのかコンサバなのかまったくわからないという、かなりいけてる小説です。オスロにいるときにこの小説を発見して、ぶっ飛びました。残念ながら僕はノルウェイ語ができないので、英語からの重訳ですが、それでも楽しむぶんにはぜんぜん問題ないと思います。気に入ってもらえると嬉しいです。

2月16日発売の「The New Yorker」(FEBRUARY 23, 2015 ISSUE)に僕の短編小説「木野」の翻訳が掲載されます。ご興味のある方は読んでみてください。これまでに同誌には「イエスタデイ」と「シェエラザード」が『女のいない男たち』から選ばれて、既に掲載されています。翻訳はフィリップ・ガブリエルさんです。担当のデボラ・トリースマンさんは「この小説はうちの雑誌にはちょっと長すぎるので、どうしようかと迷っていたんだけど、でも何かここには心を惹かれるものがあったので、やはり載せることにしたわ」と言っておりました。よかった。

「小確幸」を「広辞苑」に載せよう運動に関してですが、新しいヴァージョンのiPhoneとiPadの辞書機能には既に「小確幸」が組み込まれているという情報が入りました。素晴らしいですね。きっとあちこちで「村上主義者」が暗躍しているのでしょう。頼もしいかぎりです。あとはいよいよ「広辞苑」ですね。

どこかで「ハーヴァード大学のフィルム・アーカイブの上映会に入るのには大学のIDがいる」と書きましたが、よく考えたら、あれは入場料さえ払えば、誰でも入れたと思います。IDがあると少し安くなるというだけだったと思う。すみません。訂正します(今はどうなっているか知りませんが)。