レールを枕に空を見る

はじめまして。
生まれてから22歳までずっと線路の隣で暮らしていたので、「チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏」というお話がとても印象に残っています。小さなころの記憶はおぼろげで曖昧ですが、ある晴れたお休みの日に「今日は線路に降りても大丈夫だよ」と言われて、弟と二人で線路の上に寝そべったりした幸せな時間は今でも忘れられません。
そういえば最近、鉄道のストライキって聞きませんねぇ。
(コウイチ、男性、45歳、グラフィックデザイナー)

そういえば最近、日本では鉄道のストライキってあまりないですねえ。昔はしょっちゅうありました。でもこのあいだドイツに行ったとき、ベルリンから電車に乗ってドレスデンに行こうとしたら、ちょうどその日がドイツの国鉄のストライキでした。バスもいっぱいだし、レンタカーも出払っているし、しょうがないからリムジンを雇って高いお金を払いました(しくしく。でも最新のアウディ・セダンで、アウトバーンを200キロ近い速度でぶっとばしていくのは痛快だったな)。ストライキの日にレールを枕にのんびり空を眺めているのって、素敵ですよね。気持ちはよくわかります。

村上春樹拝