「ら抜き」が嫌いです

私は、最近流行の日本語が嫌いです。
「ら抜き」はますます日常化し(食べれる、来れる、見れる……)、
「する」といえばいいところを「させていただく」のオンパレード。
「おっしゃられる」といった過剰な敬語も見聞きしない日はありません。むしろ大人が率先して使うので広まっていっている気もします。

日本語は変わっていくものだ、大多数の人が使うようになれば辞書にも載るようになる、とよく聞きますが、なんとかならないのかとどうしても気になります。

老後は外国に脱出するしかないのかなとも考えてしまいます。

村上さんは、このような日本語の変化をどのように思っていらっしゃるかお聞きしたいです。
(匿名希望、女性、48歳、非常勤職員)

僕は最近の日本語の変化についてはほとんど何も感じなくなりました。どうでもいい、というか。好きにしてくれ、というか。もちろん違和感を感じることはちょくちょくありますが、「ここは異国みたいなものだから」と思うと、とくに気にもなりません。あなたもそろそろそういう考えをされてはいかがでしょう? そんなに腹を立てていると、額にしわが寄っちゃいますよ。

村上春樹拝