どこにも属さずじたばた生きてきて

昨今の働かない若者や(中年も含め)、若者の草食化についてどう思っていますか? ニートという言葉に怒りを抱くタイプですか? 僕自身、今はアルバイトで精一杯だ! と思いながらやっていますが、バイトですら大変すぎて長続きしないことも多々ありました。犯罪を犯す奴は無職ばかりだと世間では言われますが、家で大人しく本を読んだり、音楽を聴いたり、迷惑をかけない無業者はそれはそれで成り立っているんだからいいのではないのでしょうか。でも、やっぱり一生懸命生きてこそ「人生」でしょうか??
(アパーム、男性、27歳、アルバイト)

人間には一人一人の人生があるのであって、「働かない若者」とか「草食系」とか「ニート」とかでひとつにくくってもあまり意味はないだろうと、僕は思います。それぞれにいろんな事情があるだろうし、いろんな考え方があるだろうし。僕も就職するのがいやで、どこにも属さずにじたばたと生きてきた人間なので、組織に属さないで生きる人に対して、それなりのシンパシーを抱いています。「家で大人しく本を読んだり、音楽を聴いたり、迷惑をかけない」人生というのももちろんそれで良いと思います。でもずううううっとそれでやっていくというのも、けっこうくたびれますよ。と僕は思うんですが。どこかの時点でそれなりの生き方の転換みたいなものが求められるのではないでしょうか。長く生きていれば、人生にはやはりそれなりの責任みたいなものが生じてきます。簡単なことではないと思いますが、考えてみてください。

村上春樹拝