なぜクラシック音楽に詳しいのですか?

はじめまして。いつも村上さんの本を楽しく読ませていただいております。
私は現在、音楽大学でピアノを勉強しております。村上さんの小説やエッセイにはたくさんクラシック音楽のことがでてきて嬉しく思います(小澤征爾さんとの対談も読ませていただきました)。

そのなかでも、村上さんはヤナーチェクやシューベルトのピアノソナタなど、いわゆる超名曲というのではなく、あまり知られていないが名曲という曲を選曲されていますよね。

どうして村上さんはクラシック音楽にそれほど詳しいのですか? また村上さんの感じるクラシック音楽の魅力とはなんでしょうか? 
(*谷*彦、男性、22歳、音大生)

僕はもともとジャズ・ファンだったのですが、高校生のときにクラシック音楽の魅力にとりつかれて、それ以来ジャズとクラシックの二本立てで音楽を聴いてきました。両方の音楽を同じくらい楽しめるというのは、とても素敵なことです。人生を二倍楽しめているような気がします。僕は今までいっぱい音楽を聴いてきたので、わりにポピュラーな名曲って、ある程度聴き飽きたという部分はあります。ちょっと渋い、あまり知られていない曲から好きなものを探すのが楽しいです。

村上春樹拝