日本語を学ぶロシア人です

こんにちは、村上春樹さん! 私はロシア人で東洋大学で日本語を勉強しています。日本語がまだ下手なので、間違えてしまったら、本当にすみません。すごく村上さんの作品に感心しているから、質問させていただきたいんですが。

高校のとき、初めて村上さんの『ノルウェイの森』という本を読みました。すばらしい小説ですから、ほかの本も読みたくなりました。

『走ることについて語るときに僕の語ること』という本を読む前はジョギングが好きではありませんでしたが、本を読んだら、このスポーツを始めてみることにしました。おかげさまで、ジョギングを始めたら、体の調子がよくなって、どうもありがとうございました。

ある本で村上さんの講演会について読みましたが、どちらで村上さんにお会いすることができますか。

『海辺のカフカ』についていくつか質問があります。恐れ入りますが、本を書くとき、どんな気持ちをしていましたか。本の工夫は何でしたか、なにかの影響でしょうか。
村上さんの本に私の考えと同じのことを見つけて、私自身が落ち着きました。村上さんの本はどうもありがとうございました。村上さんの新しい小説をお待ちします。
(ナタリア、女性、20歳、学生)

ロシアの方なんですね。日本語の文章がとてもお上手です。ジョギングを始められて健康になられたということ。素晴らしいですね。僕も何かの役に立てるんだと思うととてもうれしいです。

『海辺のカフカ』を書くとき、どんな気持ちがしていたか? いっしょうけんめい自分が十五歳のときのことを思い出していました。小説を書くというのは、自分以外の誰かになることでもあります。訓練すれば、誰にでもなれます。もう一度十五歳になるというのは、なかなか素敵なことでしたよ。

村上春樹拝