タイ・カレーの想い出

ご無沙汰しております。
『少年カフカ』時代は22歳、魚座、ニューヨーク在住だったものです。現在は33歳、魚座、タイ国バンコクにて暮らしております。妻はタイ人で、息子がひとりいます。変わらないのは魚座なことと、いまだに村上さんの著作が好きなことぐらいです。

当時、村上さんがバーンズ&ノーブルに朗読に来ており、運悪くニアミスでお顔を拝見できなかった代わりに、その内容をメールで愚痴ると運良く返信がいただけました。人生はなかなかうまくできているものだなと思いました。これからも作品楽しみにしています。
以上です。
(もっけのひょこたん、男性、33歳、自営業)

なるほど。タイに落ち着いておられるのですね。タイ焼きはおいしいですか? というのはくだらない冗談です。意味はまったくありません。

そういえばニューヨークの「バーンズ&ノーブル」でサイン会やりましたね。もうそんな昔のことだったんだ。僕はタイに行ったことがまだないんです。なのに『タイランド』というタイを舞台にした短編小説を書きました。そういうへそ曲がりなことが昔からけっこう好きです。タイの空港でトランジットしたことは何度もあります。そのときはいつも空港内のレストランに入ってカレーを食べます。一度「うちのカレーは辛いよ」とウェイターに言われたことがあって、そのにやにや笑いが気に入らなくて、「望むところだ」と強がって言ったんですが、ほんとに真剣に辛くて、汗がだらだら流れて、目がほとんど見えなくなったことがあります。あれはいったいどういう店だったんだろう?

村上春樹拝