「アボカド」論議再燃

近所に、アボカド料理がご自慢のお店があります。アボカド好きには嬉しいところなのですが、従業員の中に、まだ「アボガド」と発音する人がいて興醒めしてしまいます。

友人に言うと、「日本語は濁音が続くのが自然だから」との意見でしたが、それなら、パン屋に行ったら「バケット」ではなく「バゲット」と言ってほしいなあ、などと思うのですが、そんなこといちいち腹を立ててはいけないんでしょうか? 
(パクチー増量、男性、57歳、大学教員)

僕も「アボガド」には大いに違和感を持っています。「アボガド」と言われるたびに、少しまわりの時空がゆがむような感覚があります。というのは少しオーバーかもしれないけど、でも僕もアボカド好きなので、わりにこだわります。昔「笑うアボカドには福来たる」みたいな馬鹿な文章を書いて(「カド」を過度に強調し)、世の中の注意を喚起したことがあるんですが、あまり効果はなかったようです。

それから、これも前々から言い立てていることですが、「ヤンキース」とか「インディアンス」みたいな野球球団の呼び名もいやですね。気持ちが悪い。やはり 「ヤンキーズ」「インディアンズ」と言ってほしい。だって完全な間違いなんだから。「マリナーズ」とか「マーリンズ」みたいな新設球団はちゃんと「ズ」にしてくれるんだけど。新聞社に「なぜですか?」と問い合わせてみると、「昔、共同通信がそう決めたから」という答えが返ってきます。変なの。日本のメディアっていったん何か決めてしまうと、なかなか訂正してくれません。

村上春樹拝