もしスタン・ゲッツだったら

僕は村上さんの本を読んで、ジャズとクラシックのCDをいっぱい借りてiTunesに入れました。ビリー・ホリデイは好きですが、スタン・ゲッツの良さはいまいちわかりません。それから家で料理をするようになりました。でも本の中の料理のように、シンプルだけどどこかお洒落でおいしい料理はいまだに作れません。なので今度生まれ変わったら、村上さんの小説の主人公になって、ジャズやクラシックを聴いて、手際のよい洒落た料理を作って、特に必死にならなくても素敵な女性が周りにいる生活がしたいです。
(ゆーてつ、男性、41歳、会社員)

ジョン・コルトレーンがかつて「もしスタン・ゲッツのように吹けるものなら、すべてのテナーサックス奏者がスタン・ゲッツのように吹いていることだろう」と言ったことがあります。ちょっと意外な感じもしますが、その気持ちはなんとなくわかります。もちろんゲッツのように吹けないからこそ、コルトレーンという人とその音楽があるわけだけど。僕は個人的にレスター・ヤング→スタン・ゲッツという音楽的系譜が好きなのです。

村上春樹拝