お腹が痛くなるぐらい笑える本

村上さんが読んで、うおんうおん泣いちゃう本や映画はありますか? それから、お腹が痛くなるくらい笑ってしまう本や映画。もしあったら教えてください。
(はな、女性、34歳、女優)

おなかが痛くなるくらい笑ってしまうとまではいきませんが、このあいだ読んだ柴田元幸訳のマーク・トウェイン『ジム・スマイリーの跳び蛙』(新潮文庫)に収められている「私の農業新聞作り」という短編小説はかなりおかしかったです。読みながら、久しぶりにずいぶん笑いました。「この話のどこがおかしいんだ?」とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、アメリカン・ユーモアの典型です。泣く方の例は急に思いつきません。

村上春樹拝