9年越しの片想い

もう村上さんしか話せる人がいません。ちょっとご意見聞かせてください。

さてさて。好きな人って諦めつきますか? わたしの好きな人は、わたしに全く全然微塵も異性としての興味がなさそうで9年ほど途方に暮れています。もういいよね、もう止めようって思うのに、うっかり昔仲間の飲み会で逢ったが最後、帰り道にはやっぱりいいなー! って感服する繰り返し。大学の先輩で、賢くて勉強もできセンスあり容姿端麗とは言い難いのですが、人として大変尊敬できる。ので、世界経済の一翼を担う大企業で期待されているよう。出来すぎて笑えますが、やっぱり素敵なのです、困った。歴史が長すぎ、もうランチのネタにすらならず、最早9年って恋なのか情なのか(でも付き合ってさえない)分からなくなってきたため、極力出くわさないようにしています。血気盛んな頃には、色を仕掛けてみたものの効果なし。以前、ご飯に誘ってみたものの結局複数名に。脈がないので告白もしていません(告白なんて言葉使ったの10年ぶりくらいです)。新しい好きな人もできず、どう折り合いをつけていったら良いものか。来年でなんと10周年。村上さんならどうしますか? また、そんな時はこれを読んでみなよ、という本などあれば教えてください。あと、長生きしてくださいね。ではでは。
(ら、女性、29歳、会社員)

それって、どうしようもないですね(笑)。そろそろあきらめた方がいいんじゃないかと僕は思いますが、あきらめられないんですよね。しょうがないから、そのままやっていくしかないんじゃないのかな。どうせ寝られないのならずっと朝まで起きていよう、みたいな開き直りで。好きな人がいるというのは、いないよりずっといいです。人生、何が起こるかわかりませんし。

僕もできるだけ長生きするつもりでいるんですが、どうなることか。

村上春樹拝