目標がないのがつらいのです

私の高校では、1年生のときに行きたい大学を決めます。でも、私には行きたい大学どころか、自分が将来何になりたいのかすら分かりません。ただ毎日なんの目標も無くダラダラと過ごしているのはとても辛いです。周りの友達は「○○大学に行きたい!」といいながら、塾に通ったりと、いそがしそうにしています。成績はというと、中の中ぐらいです。こうして村上さんへの手紙を書いているときでさえ、きっと今もみんなは勉強していると思うと、気が気ではありません。焦ってはいます。でも、具体的に何から手を付ければ良いのかが、全くわからないのです。そこで、村上さんに質問です。村上さんは、なぜ小説家になりたいと思ったのですか? また、それを叶えるためにどんなことをしましたか? 教えてください、お願いします。
(コロロ、女性、16歳、高校生)

高校一年生から志望大学なんて決められないよね。困るのもわかります。大事なのはどこの大学に行くかじゃなくて、大学に行って何をしたいかです。容れ物じゃなくて、中身です。まずそれを決めなくては。きみは何が好きなのか? どんなことをしたいのか? それもわからないで、どこの大学に行きたいなんて、意味ないですよね。

僕は小説家になりたいなんて思いませんでした、なれるとも思わなかったし。なんとなく成り行きでなってしまっただけです。人生ってこわいですね。貞子より怖いです。貞子もけっこう怖いけど。

村上春樹拝