ゴダール作品を3つ選ぶなら

村上春樹様へ

はじめまして。筑波大学で哲学を勉強しているサンタモニカと申します。

まずはいつも滋味深い小説・エッセイを書いてくださり本当にありがとうございます。
春樹さんの洗練されながらも優しい文体で書かれた文章を読んでいると「人生って切ないな。けど悪くないな」と少し前向きな気持ちになり、人生に立ち向かうエネルギーがふつふつと湧いてきます。
今後とも春樹さんが素晴らしい文章を世に送り出すことを本当に本当に楽しみにしています。

さて、最近大学の先生に「ゴダールの映画を観なさい」と言われたので試しに『アルファヴィル』を観てみると(良い意味で)ぶっとんでしまいました(特に「光と音の祭典!)。そこで他の作品も観てみようと思うのですが、春樹さんがゴダールの作品から3つを選ぶとすれば一体何になるでしょうか? 教えていただければ幸いです。

それでは。
(サンタモニカ、男性、20歳、大学生)

このあいだスイスの小さな町に行ったら、「この町にゴダールさんが住んでいるんだよ」と言われました。知人を介して「会いますか?」と言われたんだけど、びびって遠慮しました。

僕の好きなゴダール作品は(あくまで個人的に好きだということです)『女と男のいる舗道』『恋人のいる時間』『アルファヴィル』です。もちろん『勝手にしやがれ』『軽蔑』『気狂いピエロ』はクラシックになっています。でも正直言いまして、ゴダールって若いときに見るべき映画ですね。そう思います。

村上春樹拝