書斎より 鉛筆

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 僕は昔から鉛筆がとても好きです。たくさんの鉛筆をきれいに削って、立てておきます。鉛筆は主にゲラに手を入れるときに使います。ゲラにいっぱい手を入れて、いっぱい文章をなおして、鉛筆がどんどん短くなっていくのを見るのが好きです。幸福な気持ちになれます。変な趣味ですね。僕が今使っているのは、アメリカの量販店でまとめて安く買ってきた鉛筆で、それほど質が良いとはいえないけど、この粗雑感がけっこう好きなのです。まだ死ぬほど在庫があります。
 短くなった鉛筆たちは捨てずに、べつにとってあります。短くなったものたちもなかなか可愛いものです。補助具をつけて使ったりもします。シャープペンシルって、まず使わないですね。鉛筆の木の肌触りが好きなんです。鉛筆削り機は電動と手動を使い分けています。
 鉛筆をいれているグラスは、プレスティッジ時代のマイルズ・デイヴィス・クインテットのレコード・ジャケットをデザインしたものです。「Cookin'」と「Relaxin'」。これはどちらもずいぶん昔に、神保町の「トニー・レコード」で記念品としてもらったものです。洗っているうちに「Relaxin'」の黄色が落ちちゃったのが残念ですが、僕としては気に入って、ずっと鉛筆入れに使っています。
 僕の机の上にはいろいろと細かい決まりがあります。鉛筆はわりに優遇されていると思います。